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リハビリテーションへのAIの活用

2024-03-18
重心が前方に寄っています
重心が後方に残っています
リハビリを担当しています、理学療法士の吉村です。
以前ご紹介したAIの技術を活用した重心推定プログラムですが、実用に役立てるべく試行錯誤しています。
ご利用者様の移動手段の決定の際の客観的判断基準の一つにならないだろうかと考えています。
例えば重心が膝よりも前にあれば膝折れを起こすことはないのですが(その代わりに足をひっかければ前に転倒する危険性が高まります)、重心が膝より大きく後方にあれば膝折れの危険性が高まります。そのような場合は、杖や押し車などの歩行補助具を低く調整して重心を前方に誘導することがあります。写真のように階段昇降であれば家屋改修の際に手すりの高さを判断する基準となります。
残念ながらこのプログラムを使って移動手段を決定したというデーターが蓄積されているわけではないので、数値が〇〇以上なら大丈夫といった文献はありません。しかし、どなたか特定の方の重心の片寄りや動揺がリハビリ前とリハビリが進んでからでどう変化したかなど、同じ方の変化の判定はできるかもしれません。
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