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社会福祉法人 川福会 ブログ集
お通じは順調に出てますか?(枚岡の里)
2024-05-28
カテゴリ:枚岡の里
注目チェック
こんにちは。看護師の川崎です

今日は便秘についてお話したいと思います。
便秘とは、直腸より前の部分に問題があることが一般的です。
しかし、近年、運動や食事など、従来の対策では効果が出にくい
新たな便秘のタイプが注目されています。
それが、便意の消失による便秘です
普段から、トイレに行きたい
という感覚が少ない方は要注意です

人間の体は、便が肛門付近まで運ばれてくると
直腸のセンサーによって便意を感じることができます。
しかし、便意を我慢していると、
せっかく出口付近まで運ばれた便の水分が吸収され、
カチカチの便になってしまいます

さらにそのまま放置し続けてしまうと、便意を感じるセンサーが低下し
便意が消失してしまうと考えられています

一度便意を失ってしまうと、出口付近まで便が来ていても
気づかず便秘になってしまうのです。
便意の有無によって、排便の満足度ひいては生活の質にまで影響を
及ぼすことが最新の研究によって明らかになってきました。
そのため、便意を守ることや便意を回復させる治療が
いま医療界で注目を浴びています。
では、便秘にならないようにするには、どうしたらよいのでしょうか

それは、決まった時間にトイレに行くことです




腸が大きく動くとされています。
もし、朝ごはんが食べられない場合は、夜のリラックスタイムでも大丈夫です。

注意
いきみ過ぎは禁物です


血圧の上昇や痔の危険性があります。
軽くいきむ程度で、トイレ時間は3分を目安にして下さい
週3日以上の排便があれば全くの正常です。
里では利用者様の排便状況を毎日確認し、
必要時には臨時でお薬を服用していただき、
排便コントロールを行っています。
今後も排便コントロールだけでなく、日頃の一般状態を観察し、
異常の早期発見に努めたいと思います。