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川福会スタッフブログ

社会福祉法人 川福会 ブログ集

リハビリに導入予定の新機材のご紹介(枚岡の里)

2023-03-28
カテゴリ:枚岡の里
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自作筋力計!
こんにちは!お久しぶりです 理学療法士の吉村です
 
枚岡の里に導入予定のIT技術を応用した新しい器具のご紹介をしたいと思います
脚力をはじめとした筋力の回復がリハビリには重要です
筋力を検査するのに主に使われるのがMMTと呼ばれる筋力検査法です
筋力を療法士が手ごたえで判定する検査方法で、どのような姿勢でどこに抵抗を加えて筋力をみるのかなど定められた手順で行うことで正確性を高めるようになっていますが、筋力を0(まったく筋肉が収縮しない)~5(異常なし)の6段階で表現するという荒い評価となっていて、力の大きさそのもので表現することはできません
そこで、以前ご紹介した自作重心動揺計の技術を応用した筋力の大きさをデジタルに計測したりトレーニングできる筋力計を製作いたしました
水色のゴムがついたセンサー部分と液晶画面のついたマイコンの2つでできています
試しに股関節外転筋(脚を横に上げる筋肉で、歩行時のバランスを保つ働きをしています)の力を測ってみます 圧力パッドが外側を向くようにベルトでセンサーを固定します
マイコンを起動すると、筋力測定と、筋力トレーニングのメニューが表示されます
検査時間を選択します ここでは10秒間にします
動かないものにパッドを押し付けるようにして筋力を測ります 股関節外転筋の力を計測しますので、脚を外に広げるような動きとなります 計測された最大筋力が上に、今現在発揮されている筋力が下に表示されます
検査時間が終了すると、結果が表示されます 水色の図形は、時間に沿って力の大きさがどのように変化したのかを表しています 縦の赤線は最大筋力を、横線は最大筋力の80%を示しています 検査中に発揮された最大筋力が上に、検査時間の中で最大筋力の80%以上を発揮できていた時間の割合が下に表示されます(最大筋力の大きさだけではなく、最大筋力に近い力をどれだけ出し続けられるのかも重要だと考えています)
トレーニングモードです 先ほどの検査の結果が4kg重(力の単位でキログラムじゅうと読みます)くらいでしたので、目標とする力も4kg重に設定します
上から順に、目標筋力・現在発揮されている筋力・トレーニング時間中に出た最大筋力が表示されます 中央の色メーターは現在発揮されている力を表しており、左から右に緑・青・黄・赤の順に色が変わります
頑張って力を入れると、一番右の赤のメーターまで点灯しました 左下の数字は、上が現在出ている力の目標値との割合で、下がトレーニング中に出た最大筋力の目標値との割合です 力の大きさを数字だけではなくメーターで分かりやすく表示することで、今出している力の大きさが把握しやすく訓練へのモチベーションも上がることを期待しています
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